おしらせ

女性限定!「抜けないAV」鑑賞会

7月27日に四ッ谷荒木町のスナック・アーバンで開催した、昭和ラブホテル&秘宝館トークイベント「昭和の夜のサファリナイト」。満員御礼で追加公演まで開催という予想外の好評を受けて、第2弾イベントをさっそく企画しました。

本メルマガで2015年から連載が続く「はぐれAV劇場」。毎回「オカズにはぜんぜん役立たないが、映像としてぶっ飛んでたり爆笑できたり、狂気を感じる」ビンテージ・アダルトビデオ作品を紹介してきましたが、そんなマニアックなビデオ収集に明け暮れるコレクターの大須蔵人さんを迎えて、「抜けないAV」鑑賞会を開催します!
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本には古本屋がある。レコードやCDには中古レコ屋がある。車には中古車屋が、服にはユーズド・ショップがある。世の中の商品のほとんどすべてには、そうした第二の舞台が用意されている。けれど、これだけ世の中に溢れていながら、セカンド・マーケットがまったく整備されていないジャンルがある。AV=アダルトビデオだ。

マンガやアニメと並んで、AVは現代日本が生み出したきわめてユニークな大衆文化のかたちだ。これまで何万本、何十万本という数の作品が生み出されてきたにもかかわらず、包括的なAVのライブラリーは日本のどこにも存在しない。フィルムセンターにも、国会図書館にも。VHSビデオ期の作品はほとんどの場合DVD化されることなく、消えていくだけだ。

男のオナニーのための道具、というのがAVの基本的な役割で、それはいまでも変わりないけれど、欧米のポルノビデオとは違って規制があるために、かえって独特な映像表現が発達したともいえる日本の(表)エロビデオ。そのなかには「オナニーツール」の役割を超えて、あるいは役割に足りないままに、シュールな映像作品になってしまったものが少なくない。

アートでもなく、ポルノでもなく、伝統的な映画でもなく。そうした「ワケのわからないAV」は、当然ながら有名女優とも大ヒットとも無縁の商品だから、時を経て探すのがいちばん難しい作品でもある。大須蔵人さんはそんな、はぐれAVばかりをもう10年以上収集しているユニークなコレクター、というより大衆文化のフィールドリサーチャーだ。
(連載第1回記事より)
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すでに神保町大学のイベントで「はぐれAV鑑賞会」として数回、開催してきましたが、今回は場所がスナック! しかも女性限定! オフィス空間を会場にした神保町とはかなりちがう雰囲気で、とりわけマニア女子のみなさまには存分に楽しんでいただけるかと!

紹介する作品はほとんどが20~30年前のVHSビデオ。『全裸監督』がこれだけ注目を集めるいま、秘宝館や昭和ラブホテルほど昔ではないのに、すでに失われた映像となってしまった全盛期の「いきおいだけでつくっちゃった」異色AVの数々。この機会を逃すと、ほとんど観賞不可能な作品が多数登場する予定です。

会場がスナックなので、限定25名! 
すぐに席が埋まってしまうと思うので、急ぎご予約ください!

どっぴゅんの彼方に――抜けないAV鑑賞会
11月23日(土)18時半開場、19時開演(22時まで)
@四ッ谷荒木町スナック・アーバン
出演:大須蔵人+都築響一
参加費:3000円(2ドリンク付)
25名、女性限定!

ご予約はこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfVUmFNGFbZTkgJflZW6CcSmQUSb8GBvGkM-9B6SHOyKcS7-g/viewform

Posted on 2019-11-12 | Posted in おしらせComments Closed